鼠径部痛(生殖器反射)のキーワード(鼠径部 連載 2)
こんにちは。ごきげんいかがですか?
きょうは、”いい人”(他の人のために自らの犠牲をいとわない人)になる努力が裏目に出てしまうケースのつづきです。
周りの空気を読み、それに合わせるために我慢をしつづけると、鼠径部が痛くなってくることがあります。
そのキーワードは、
「その弱点は克服しなくてもいいですよ」
人間は群れで生き抜く生き物ですから、周りに合わせるための我慢はある程度必要です。
しかし、鼠径部が痛くなってきたときに、それ以上周りに合わせる我慢をつづけると、どんどん体調が悪くなってきます。
わたしたちが持っている弱点には、克服できる弱点と、克服できない弱点があります。
克服できる弱点とは、自分が望む夢に向かう途中の練習不足ポイントです。
この弱点は、克服して技術を使いこなせるようになると、喜びを感じます。
克服できない弱点とは、すでに身に付いた技術を自制心だけで封印することです。
この弱点は、克服しようとすればするほど辛くなってきます。
これを車に例えると、
アクセルさんは、アクセル製造工場で、アクセルになるためのカラダを作ってきました。
アクセルが踏まれると、車は勢いよく走りだします。
アクセルは、車を走らせるという重要な役割を持ち、その力で人間を目的地まで届けます。
しばらくすると、信号が赤になりました。
アクセルは走りの緩急はコントロールできても、自力で止まることはできません。
それでも信号は赤なので止まらなくてはならないとき、アクセルだけの力で止まるためには、アクセルではなくなることを意味します。
それは、アクセルになるための日々の否定になるので、その努力は辛いのです。
そういうときは、自分を変えるのではなく、ブレーキさんにお願いするのです。
ある映画で、それを象徴するシーンがあります。
戦争で何年も死線をくぐり抜けてきた兵士が、自国の恋人のもとに戻ってきました。
恋人が何気なく兵士の後ろから近づくと、兵士は反射的に恋人を攻撃してしまうのです。
その時言った兵士の言葉は、
「おれの後ろから近づかないでくれ」
完全に身に付けた技術を自分ひとりの力だけで制御するのはすごく大変なので、恋人にそのスイッチを押さないようにお願いしているのです。
何年も子育てをしてきた母親は、子どもが赤ちゃんの頃、ずっと目を離さないようにして子どもを守り、その技術が身についています。
子どもが大きくなり、もうそんなに監視しなくてもいい時期にきても、子どもの些細な異変にアンテナを張ってしまうのです。
磨いた技術は、最大の長所であり、最大の弱点でもあるのです。
この技術を、自分の自制心だけで制御しようとしても、ほぼ不可能です。
でも、それを制御しなくてはいけない場所にいるのも事実。
こういう時、体は、自分を否定しまいまま、その技術を発動させなくてすむ方法を教えてくれているのです。
では、その方法とは。
つづく
※解読による症状の改善には個人差があります。
解読カイロプラクティック
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