こんにちは。ごきげんいかがですか?
きょうは、朝の手のこわばりのキーワードのつづきです。
まずは、警告1の、”複数の相手 対 自分” から解説していきましょう。
「あの子と1対1で話すとすごく楽しいのに、集団になるとなんであんなに残酷になってしまうのだろう」
こんなふうに思う経験をしたことはありませんか?
その謎は、骨のゆがみを観察していると見えてきます。
人間は群れで生きる動物で、狩りも基本は群れで行います。
そして狩りをするときの人間と獲物の関係は、獲物を捕らえたら、生かすか殺すかを決める権限を人間が100%持つ完全支配の関係です。
この狩りのスイッチは、人間が集団で同じ目的を持った時に入るしくみになっています。
これが獲物に対してなら問題ないのですが、仲間に対してこのスイッチが入ってしまうと、狩り特有の支配の感情が湧きあがってきます。
そして、この狩りのスイッチが入った人が近くにいると、体は敏感に反応します。
その反応は、朝の手のこわばりとして出ることが多く、だから警戒する相手のことを " その手の者 " ということばが生まれたのかもしれません。
そこでその対処法なのですが、これがけっこう難しいのです。
どういう難しさかというと、なかなか相手を複数から1人にできないのです。
例えば、「みんなそう言っているよ」「〇〇さんもそう言っていたよ」「ふつうそうするでしょ」「常識ですよ」
これ、全部複数になります。
「みんなそういっているよ」の " みんな " が架空の人物でも、体は複数とカウントします。
「常識ですよ」の「常識」がほんとうに常識でも、体は複数とカウントします。
1人にするというのは、「わたしはこういうことが嫌い」のように、自分ひとりの感情を言ってもらうことなのですが、どうにもこうにも手強いのです。
だから手の強ばりなのかー?って思っちゃいます。
今まで相当数の患者さん達がトライしてきましたが、頑張って関わろうとすると、手首まで痛くなってきたりして、今のところ全滅です。
どうしよう。
こういう時こそ、体に聞いてみましょう。
手のこわばりが発生している時の質問ポイントは、
” 相手(その手の者と思われる人)と頑張ってコミュニケーションをとる " で、足上げテスト。
” 相手(その手の者と思われる人)からは今は逃げておく " で、足上げテスト。
どう出るかは、自分の体で試してみてください。
つづく
※解読による症状の改善には個人差があります。
解読カイロプラクティック
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