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肩こりを推理(4)骨がゆがむ瞬間のエピソード

感情を封印することと骨のゆがみの関係の調査をはじめた頃、ある患者さんから、大きなヒントをいただきました。

 

20代前半のその女性は、頬骨に骨肉腫ができていました。

 

顎関節付近に強い痛みがあり、口はまっすぐに開かず、横にスライドしてしまいます。

 

痛みが続く日々の中で、彼女が感じる疑問があったようで、こんな質問をしてきました。

 

「先生、好きの反対は何だと思う?」

 

「好きの反対?・・・嫌い?」

 

「ううん、好きの反対は、好きじゃないだよ」

 

わたしは、嫌いと好きじゃないの違いがよく分からず、戸惑っていると、彼女は、こんなことを言いだしました。

 

「わたしね、好きも嫌いも受けとめられるけど、好きじゃない嫌いじゃないは耐えられない」

 

「どういうこと?」

 

「わたし、よく周りから、嫌っちゃいけないとか、恨んじゃいけないとか言われるけど、人のこと恨んだことがない人が、恨みって感情を理解できるわけないじゃん!」

 

確かにそうだ。恨みって、形あるものではないから、その感情を体感していなければ、恨みってことばと恨みの感情が結びつくわけないのです。

 

彼女はこう続けます。

 

「世界中に恨みってことばがあるってことは、世界中の人が恨みって感情を感じたことがあるってことでしょ?

なんでわたしだけ感じちゃだめなの?」

 

この質問は、後に、『感情に良いも悪いもない』という、解読アジャストメントをする上で、絶対に必要な基本の発見につながっていきます。

 

 

つづく

■ 解読カイロプラクティックの解読施術は、骨のゆがみのパターンから、体のことばのジャンルを割り出し、一緒にその理由を推理し、ゆがみ解除に向かう対策を考えます。

 ※解読による症状の変化には個人差があります。

 ※解読カイロプラクティックは、病院の治療と並行して行っても大丈夫です。

 また病院に通院中の方は、解読により痛みが消えても自己判断で通院はやめないでください。

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こちらでは、整体師やカイロプラクターの方が実践で使える診断ポイントなど、かなーりマニアックな記事を書いていく予定です。 noteはこちら

解読カイロプラクティック

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