『肩こりを推理(5)感情の封印と肩こり』のつづきです。
Aさんが封印しようとした『相手のことが嫌い』という感情。※肩こりを推理(3)3骨がゆがむ瞬間のエピソード参照
これは、単なる自己紹介です。
「わたしは、こういうタイプの人が嫌いと感じる特徴を持っています」
Aさんの場合、急に用事を頼んでくるタイプの人が嫌いのようでした。
なぜなら、Aさんは、用事を頼まれることと、急に頼まれること、を分けた時、急に頼まれることのダメージが大きいという弱点をもっているからです。
事前に知らされてさえいれば、用事をすることそのものには、それほどダメージはないのだそうです。
こんなふうに、自分の弱点を仕事の仲間や家族に伝えておけば、お互い知らないうちにストレスをためてしまうことの予防になります。
このストレスを分かりやすく説明すると、例えば、
あなたがパートナーと、前に進もうとしています。
目の前には2つの道があります。
ひとつの道には、爆弾が目に見えるところに置いてあります。
もうひとつの道には、地雷が埋まっています。
さて、この爆弾が見えている道と、埋まっている道、あなたはどちらが怖いですか?
たぶんほとんどの人が、地雷のほうが怖いと答えると思います。
なぜなら、爆弾の位置を知っていれば、それを避ければ済みます。
でも地雷は、一歩一歩神経が磨り減るのです。
弱点は、踏まれ続けると、いつか爆発します。
これが嫌い、こういうことが面倒くさい、こういうことが悲しい。
自分の弱点を伝えて、相手に配慮してもらうことを、わがままを通すといいます。
それが相手への負担になるのではと思いやって、わがままを言わないということは、
地雷を埋めるのと同じことなのです。
弱点を踏まれたら、当然痛いので、不機嫌になります。
不機嫌な態度をとられた相手は、どうやらこの人には地雷が埋まっているらしいということはわかるものの、
それがどの位置に埋まっているのかがわからないので、
言葉を交わすたびに、近寄る度に神経が磨り減るのです。
これが仲間との間の地雷ストレスです。
そしてこの地雷ストレスを、体は人類存続の危機と考えているようなのです。
なぜなら、
相手にとって何が嫌なのかを神経を集中させて察する行為は、本来は狩りの行為なのです。
獲物が好きなこと、獲物が嫌いなことを察して、餌を決めたり罠を仕掛けるのです。
ところがその察するエネルギーを仲間の地雷探しに使ってしまうことで、
ガス欠を起こしてしまうのです。
農業も、作物の異変や天気を察して行うものなので、ガス欠を起こしていると、判断がくるってしまいます。
狩りができなければ、人類は滅んでしまう。
だから体は、仲間との間に地雷を埋めることを嫌うのです。
ですから、自分の弱点爆弾は、できるかぎり分かりやすく仲間に伝えておく必要があるのです。
当然自分の弱点を自分で知っておく必要があるのですが、
そのためには、感情と向き合うことが必要です。
その感情自体を否定してしまうと、それができないのです。
そこで、肩こり登場!
肩こりは、感情を押さえ込んでいる小難しい理屈をとっぱらってくれます。
ですから感情を封印しようとすると、
骨盤の関節をはがしてまで、肩こりをつくろうとするのです。
つづく
■ 解読カイロプラクティックの解読施術は、骨のゆがみのパターンから、体のことばのジャンルを割り出し、一緒にその理由を推理し、ゆがみ解除に向かう対策を考えます。
※解読による症状の変化には個人差があります。
※解読カイロプラクティックは、病院の治療と並行して行っても大丈夫です。
また病院に通院中の方は、解読により痛みが消えても自己判断で通院はやめないでください。
こちらでは、整体師やカイロプラクターの方が実践で使える診断ポイントなど、かなーりマニアックな記事を書いていく予定です。 noteはこちら
解読カイロプラクティック
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