では伝書鳩コミュニケーションはなぜ、相手に多大なダメージを与えてしまうのでしょうか。
それは、複数 対 1 の関係になってしまうからです。
どういうことかというと、
まず、1対1 で直接感情を伝える場面と、
伝書鳩さんを通して感情を伝える場面を、見比べてみましょう。
【 1対1 で直接感情を伝える場面 】
この例では、AさんがBさんに対して、嫌いと感じるポイントを 1対1 で伝えています。
Aさんが嫌いと感じていることは、Aさんの好みの問題です。
感情を 1対1 で伝えると、Bさんには、Aさん好みの行動や言動に変える義務は発生しません。
Bさんには、その気持ちに、寄り添う寄り添わないを、選ぶ自由があるのです。
その中でBさんが寄り添ったなら、それはAさんにとっては当たり前のことではないので、自然と有難いという感情が湧いてくるのです。
【伝書鳩さんを通して感情を伝える場面】
この例では、AさんがBさんに対して、嫌いと感じるポイントを 伝書鳩さんを通して伝えています。
この構図は、『Aさん&伝書鳩 対 Bさん』という、2対1 のコミュニケーションになっています。
Aさんが嫌いと感じていることは、Aさんの好みの問題です。
それなのに、感情を 2対1 で伝えると、Bさんには、Aさん好みの行動や言動に改善しろという、義務のような圧力が発生してします。
Bさんには、Aさんの気持ちに寄り添う寄り添わないを選ぶ自由はありません。
BさんがAさんの気持ちに寄り添ったら、100点。
もし寄り添わなければ減点される。そんな空気になるのです。
ではなぜ、2対1で感情を伝えると、こんなことになってしまうのでしょうか。
このケースのデーターを取っているうちに見えてきたのは、
わたしたちは、複数で何かを行うと、支配の感情が湧いてくるということです。
動物の体は、同じパターンが繰り返されると、後天的条件反射が出来上がります。
有名なものでは、パブロフの犬の実験です。
犬に餌を与える時に必ずベルの音を鳴らしていると、やがてベルの音をきくだけで唾液を分泌するようになるというもの。
そして人間は、太古の昔から、生活のための狩りをするときは、チームを組んでいました。
チームで狩り。チームで狩り。チームで狩り。
このパターンを繰り返すことによって、複数で同じ目的を果たそうとすると、体は、
「あ、今、狩りがはじまった」と思うのです。
そして、狩りに適した体に変化します。
その代表的な変化は、獲物の痛みに鈍感になることです。
狩りとは、獲物を殺生して食べることです。
獲物の痛みに心が痛んで殺生できなければ、群れの人々が飢えて滅んでしまいます。
学校のいじめが狂暴化するのは、このシステムが働くからです。
ですから、2対1の形になった時点で、相手に先制攻撃を仕掛けたことになるのです。
え?じゃあ、会社などで行われている業務連絡とかは大丈夫?
はい。こちらもちゃんと調べました。
業務連絡で骨はゆがみません。
それどころか、ちゃんと伝達しないと、警告のゆがみが発生してしまいます。
なぜなら業務連絡は、外の獲物を狩るための手段なので、獲物は仲間ではないからです。
体は、仲間を獲物にすることを警戒するのです。
伝書鳩コミュニケーションで骨がゆがむ場合は、伝える内容が、感情の時です。
今日ご紹介したケースは、伝書鳩コミュニケーションの基本形です。
じつは、伝書鳩コミュニケーションにはいろいろ種類があり、わたしたちは意外とこのコミュニケーションを行っていたり巻き込まれていたりします。
目が痛いけれど、わたしは伝書鳩コミュニケーションなんてやっていないと思っているあなた。
これからいろいろな伝書鳩コミュニケーションをご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。
つづく
■ 解読カイロプラクティックの解読施術は、骨のゆがみのパターンから、体のことばのジャンルを割り出し、一緒にその理由を推理し、ゆがみ解除に向かう対策を考えます。
※解読による症状の変化には個人差があります。
※解読カイロプラクティックは、病院の治療と並行して行っても大丈夫です。
また病院に通院中の方は、解読により痛みが消えても自己判断で通院はやめないでください。
こちらでは、整体師やカイロプラクターの方が実践で使える診断ポイントなど、かなーりマニアックな記事を書いていく予定です。 noteはこちら
解読カイロプラクティック
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