いびきは、腰痛や肩こりなどと決定的に違うところは、本人は自力では気がつかない点です。
このことによって、本人は、あることに気づくことができるのです。
それはいったいどういうことだと思いますか?
じつはKさんのいびきは、わたしに相談したときには自然消滅していました。
なので今回は、解読をして対策を立てたのではなく、体の誘導にKさんが素直に従ったことによる自力解決でした。
自覚症状がないのになぜ、Kさんは体の誘導に従えたのでしょうか。
その秘密を解く参考に、わたし自身のいびき体験をお話ししましょう。
数年前、わたしはいびきをかいていた時期がありました。
それまでわたしはいびきをかいているなんて言われたことはありませんでした。
ある日、夫がこう切り出しました。
夫「最近、おまえ、いびきをかいてるんだよ」
純「え? うそ! 本当に? うるさい?」
夫「うーん・・・今までサイレントだったからなー」
純『ガーン』「えー?いつから?(T_T) 」
夫「1ヵ月くらい前からかなー」
純「そっかー・・・ごめんね・・・(T_T) 」
夫「いやさー、これ言ったら、おまえが傷つくんじゃないかとずいぶん迷ったんだけど、言わなかったほうがよかったか?」
純「ううん!言ってくれた方が嬉しい。わたしが知らないところで我慢を蓄積される方が100倍嫌だ!」
わたしは最後の言葉を言った瞬間、ハッ!としました。
1ヵ月くらい前からわたしは、これを夫に言ったら、夫を傷つけると思って、言わずに我慢していたことがあったからです。
それは夫の体型のこと。最近ぷよぷよ太ってきているのが悲しいのです。
わたしの旦那さん、かっこいいでしょー♪ と見栄を張りたいのです。
そこでわたしは恐る恐るその思いを夫に伝えました。
そうしたら夫は笑いながら、
「なんだ、そんなことで悩んでいたのかー?おまえ見栄っ張りだもんなー♪ しゃーない、明日から筋トレしてやるよ」
その日以来、わたしのいびきはピタリと止まりました。
ではKさんの話に戻ります。
わたしはKさんに聞きました。
「Kさん。自分がいびきをかいていることを娘さんに知らされるのと、黙って我慢されるの、どちらが嫌ですか?」
Kさんは即答しました。
「黙って我慢される方が嫌です!」
Kさんがいびきをかいている時、娘さんに対して、あることでうっぷんが蓄積していました。
でも、このコロナ自粛で娘さんも大変だろうし、いろいろ我慢もしているだろうし、わたしもこのくらい我慢しなければと口に出さずにいたのです。
そんな時、娘さんが先にいびきのことを知らせてくれたお蔭で、うっぷんが言いやすくなったと思われます。
Kさんは、娘さんが自宅に帰る前に、それを伝えることができました。
その日の夜から、Kさんのいびきは止まりました。
相手が傷つくと思って、不満をいうのを我慢する。
相手が知らない間に自分が不満をつのらせることを相手は望んでいないことを知って、不満を告白する。
この両者に共通することは、家族に対する思いやりです。
いびきは、相手を思いやって不満を言わないでいるときに発生します。
相手に自分のいびきを伝えられた時、相手が黙って我慢している状態と、伝えられた状態で、自分はどちらが傷つくのかを天秤にかけられるのです。
そのことを知った時、思いやりの行動が変化するのです。
もしあなたの家族の誰かがいびきをかいていたら、それを伝える時に、伝えない方がよかったか聞いてあげてください。
きっともうひとつの思いやりの行動に踏み出しやすくなるかもしれません。
(注)普段いびきをかかない人が急にいびきをかく場合や、いつもより大きないびきの場合は、脳梗塞などの病気が隠れている場合があるので、医師に相談しましょう。
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