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長引く捻挫を推理(2)なぜ捻挫は時代の節目に多発するのか

では、捻挫のキーワードをご紹介しましょう。

 

それは、

 

『自分が思い描いている状況と、実際の状況にズレがありますよ』

 

例えば、お店を開店した当初はチラシを根気よく配るという宣伝方法で通用していたが、スマートホンが普及した今、同じ方法を行っても、以前のような効果はもう得られない。

 

のように、過去の成功体験があるから、これをしておけば大丈夫と高を括っているが、実際はもうそれが通用しない時代になっている。なんて時に、捻挫をしやすいのです。

 

いつも使っている階段だから、特に注意も払わない。

でもその日は、最後の段ところに物が落ちていて、無防備な状態でそれを踏んで足を捻挫する。

 

ハイキングや山登りの時に、あんなに足場が悪くても捻挫をしにくいのは、足場に注意を払っているから。

 

体は、あえて慣れ親しんだ場所で捻挫をさせることで、自分の状況判断と実際の状況が違っていることを知らせようとしているのかもしれません。

 

体は、捻挫をさせるもさせないも、自由にコントロールできるのです。

 

あなたにもこんな経験はありませんか?

 

何かに躓いたとき、ぶわっと汗が出て、瞬時にバランスを取り戻し、

「危なかったー!」と汗をぬぐったなんてこと。

 

体が捻挫をさせる必要がないと判断している時は、何かにつまづいても、脳をフル稼働させ、スローモーション状態にして、体勢を整える猶予をあたえます。

 

逆に捻挫をさせる必要があると判断している時は、そういう補助機能を全部ストップさせ、あえて捻挫をさせるのです。

 

時代の節目とは、今まで通用していたことが通用しなくなる時なのです。

 

また、今まで通用していなかったことが、通用するようになる時でもあります。

 

経営の定石では、ここで設備投資をするべきで、今までそれで上手くいっていた。

 

でも、新型コロナウィルスによって時代が変わり、今設備投資をすることは自殺行為になるかもしれない。

 

そんな時に、捻挫が発生するのです。

 

このケースは、過去の経験があればあるほど、自力では気づきにくいのです。

 

そのため周りの家族の体が、命をはって引き留める作戦にでることがあります。

 

捻挫の腫れが長引いている時、自分や家族が大きな病気になったり、命を落としたりするケースが多いのはそのためと思われます。

 

たかが捻挫。

 

でもそれを甘くみていると、大切なものや大切な人を失ってしまうかもしれません。

 

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