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外反母趾を推理(2)悪化する痛みが発生している時の共通点とは

そこでわたしは、外反母趾がある20人を追跡調査し、痛みが発生している時に行っていることや、考えていることの共通点を見つけました。

 

それはまさに、外反母趾という象形文字で表したような内容でした。

 

その共通点は・・・

 

同じことを繰り返し言っている。

 

例えば、親や上司に指摘を受けている時に、その話、もう10リピート目なんだけど・・・と、うんざりした経験はありませんか?

 

このように、外反母趾がある人20人のうち、19人が、指摘、叱責、愚痴などを言う際に、同じことを何度も繰り返す傾向がありました。

 

(※1人だけはそれが当てはまらなかったので、他の要因も調査中です)

 

そして、外反母趾の出っ張りの部分が痛むときは、誰かに指摘をする直前からはじまり、指摘が終了してからも数日間続きます。

 

さらに興味深い点は、外反母趾の痛みがより強く関節の変形が悪化する時の、指摘の内容です。

 

その内容の重要度の高さと、痛みと変形の度合いが比例しているのです。

 

そこでわたしは、なぜ同じことを何度も繰り返し言ってしまうのか、調査を開始しました。

 

どういうふうに調査をしたかというと、同じことを繰り返し言う人の言葉と、繰り返さない人の言葉の違いを探しました。

 

すると、ある単語が浮かび上がってきました。

 

家族に、何度も同じこと言わないで!とたしなめられても、どうしても止めることができないのは、どうやらその単語が鍵を握っているようなのです。

 

つづく。

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