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鼻血を推理(1)病気ではないのに頻繁に出る鼻血

朝起きると、子どもが鼻血を出していて布団が真っ赤!

 

慌てて病院に連れていくと、とりあえず病気ではないみたいで、ほっと胸をなでおろす。

 

とはいえ、こう連日鼻血がつづくと、さすがに心配になってくる。

 

じつはこの鼻血。

 

わがままの通し方を教えてくれているのです。

 

どういうことかというと、

 

例えば、

・習い事をしたかったのに、家にお金がないから行けなかった。

・自分はゲームをしたかったのに、妹や弟が邪魔をするからゲームができなかった。

 

このように、誰かのせいで自分の望みが叶わないと思っている時、

体は正確な状況分析をして、これは自分の工夫次第でその望みは叶うと判断すると、それを知らせるサインを発生させます。

 

工夫という作業は、責任者が行うものです。

 

そのため、欲しいものが手に入らないことが他の人のせいになっていては困るのです。

 

ですから体は、「今それが手に入っていないのは、誰のせいでもなく、自分の工夫が甘いからですよ」と叫ぶのです。

 

ではそれがなぜ鼻血なのでしょうか。

 

病気ではない鼻血のほとんどは、鼻のほじりすぎです。

 

無意識に鼻をほじっていると、粘膜が傷つき、ちょっと興奮しただけで鼻血が出やすい状態になります。

 

そこで鼻ほじりが癖になっている子どもの骨を診てみると、なんと、

共通のゆがみが発生しているのです。

 

これは、、、鼻をほじらせる歪み?

 

もしかして、

 

「風穴を開けろ!」と表現しているのか?

 

風穴を開けるとは、閉塞感のある組織に新鮮な風の流れを吹き込むこと。

 

そこでわたしは、鼻血を出しやすい子どもの親にリサーチしてみました。

 

「あなたは、自分の望みを通す工夫をしたことがありますか?」

 

すると、ほとんどの親の答えが、

「わがままは言ってはいけないと教わっているので、自分の望みを通す工夫なんて考えたことがない」

 

このとき、わたしは、マンションで犬を飼い始めた友人のことを思い出しました。

 

「ねえ、甘噛みってさー、本能だと思うでしょ?」

 

「うん」

 

「あれね、教えてあげないと覚えないものみたい」

 

そういって、傷だらけの手をわたしに見せてくれました。

 

親が、自分の望みを通す工夫を体験していないと、子どもはそれを学べないのです。

 

誰も自分の望みを通す工夫をしない閉塞感の中で、風穴を開けるのは、鼻をほじってばかりの子どもなのかもしれません。

 

また鼻血は見た目が衝撃的な分、その時にわがままを言ったら、いく分か通りやすくなります。

 

小さな成功体験をさせることで、望みを完全に諦めることを防いでいるのでしょう。

 

鼻血のキーワード。

 

それは、

 

その望み、自分の工夫次第で叶うよ

 

ところでわたしはなぜ、このキーワードにたどりつけたのでしょうか。

 

それは、鼻血が出た時の骨の歪みの共通キーワードをつかんでいたからなのです。

 

その歪みの場所とは。

 

そして、そのキーワードとは。

 

つづく

 

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